16.「御湯殿は酉のときとか」

御湯殿の儀式の状況が詳しく描かれる。漢籍を読み上げるのと弓の弦を鳴らすの。若宮を抱くのは道長。うれしかっただろうなー。この儀式は誕生の日から1週間毎日、1日2回行われる。この日は若宮の誕生が昼だったので、1回目が酉のとき(夕方6時ごろ)、2回目は深夜にずれこんだそうだ。さぞかし、長い一日だったろう。