悪口を、言うこと、聞くこと

「人の悪口を言ってはいけません」と、小さい頃から教えられる。だから、悪口をいうことに罪悪感が伴ってしまう。それでもつい口が滑ってしまうと、あとでひどい自己嫌悪に陥ったりもする。

だけど、悪口を言うことがそんなに悪いことだろうか?
意地悪されたり、嫌な思いをしたり、そんな時は、「ちょっと聞いてよ。こんなことがあってん!」と話して、すっきりするほうがよっぽども健康的だ。それを笑い話にできたらなお良し。もちろん、節度と品性は大切だけれど。

内容によっては、この人には話せないということがある。そんな時は差し障りのない相手に話を聞いてもらう。

本当に辛い時は、言葉にできないものである。でもいつかは、あの時はこうだったのよ、と笑って話せるようになりたいと思う。

悪口は一方的だ。だから聞く時はなるべくもう一方の側の言い分を想像してみようと思う。全体像が明らかになってくると、たいていはどちらの言い分ももっともだったりする。どっちかが一方的に悪いなんていうことは少ないものだ。

だけど、悪口を聞く時は、その人の立場になって耳を傾けてあげたいと思う。思いっきり共感してあげたいと思う。そうすることがとんちんかんなアドバイスよりも、何倍も応援になることが最近ようやっとわかってきたのだ。


上手くまとまらないけど、そんなことを思っている。