主役の交代

ゆずとすだちがかわいくてたまらない。家族中で猫っかわいがり状態だ。

なぜそんなにかわいいのか?

まず、我が家で誕生した命、ということがある。
そして、なにより、私たちになついている、ということが大きい。

すだち、は、外に出してもらうのが大好き。ゲージの扉を開けてやると、待ってました!とばかりに飛び出してくる。部屋中を曲芸師のように飛び回った後、カーテンレールに止まって私たちを観察をする。それに飽きるとゆずの相手をしたり、私たちの遊び相手をする。自分の自由時間を心ゆくまで楽しんでいるようだ。

ゆず、は、かまってもらうのが大好き。扉を開けて手を差し入れると、懸命にすり寄って手によじ登ってくる。そして手のひらで気持ちのいい位置を見つけると、安心してうつらうつらしたり羽の手入れを始めたりする。

すだちもゆずも大好きなのは、顔やクビの周りを「よしよし」してもらうことだ。クチバシや足が届かないから、自分ではお手入れできないのだ。だから少々手荒かなと思うくらいにすりすりしても気持ちよさそうにしている。そのうっとりとした表情を見ていると、ますますメロメロになってしまうのだ。

ところで、健気に子育てしていたあーちゃんときーちゃんは、ゆずとゆだちを離してからは、また元の仲の悪い2羽(というか、あーちゃん=いじめっ子、きーちゃん=いじめられっ子)に戻ってしまった。懸命に子育てする姿で人々を感動させていたのは、ついこの間のことだというのに・・・。

あーちゃんときーちゃんは主役の座から滑り落ちた。人気が落ちるのは芸能人と一緒、あっと言う間である。(人間様の身勝手、ともいう。)