2003-02-23から1日間の記事一覧

15.「内裏より御佩刀(みはかし)もてまゐれる」

宮中から若宮のお守り刀が届いたこと、臍の緒を切る役(倫子)や御乳付の役、乳母が選定されたことなどが簡潔に記される。

14.「例の、渡殿より見やれば」

大勢の公卿が集まっている。そこへ道長登場。家来に命じて遣水の手入れをさせる。彰子出産の忙しさで手が回らず、落ち葉などがたまっているのだ。それにしても、道長、じっとしていないなあー。こんなところからも、何事にも精力的な道長をイメージしてしま…

13.「午の時に、空晴れて」

「午の時に、空晴れて朝日さし出でたる心地す正午頃にご誕生が実現し」彰子の赤ちゃんが生まれたのは、お昼頃。この日は朝からよい天気だったらしい。昼に朝日とはこれいかに!? でも、なんと喜ばしい表現であろうか! 彰子は「たひらかにおわします」(母…