心温まる夜

今日は職場の飲み会でした。総勢5名の小さな飲み会だったのですが、そのなかのふたりから「実は私たちつき合ってるんです」という正式な報告があったのです。本人達は「正式な報告」のつもりだったらしいのです。が、実は他の3人はふたりがつき合っていることをとっくに気づいていたのであります。気づいてはいたけれど、知らないフリをそれぞれがしていたというわけ。それでもきちんとした報告があって、胸のつかえがおりたような、ホッとしたような。いや〜よかったよかったと皆で喜び合ったのでありました。

そのあと、それぞれがどういうポイントでふたりがつき合っていることに気づいたかというのをネタばらししあったんだけど、私を含め年長者3人の意見が一致したのは、互いにしゃべらなくても、目を合わせなくても、ふたりがちゃーんとつながっている、その糸が見えるのさ!ということ。それを年長者からしてみれば、もうわかりやすいくらいにわかっているのに、本人達はまったく周りには気づかれていないと思ってるってのが面白かったです。さかんに「まだまだ君たちは青いな」なんて一蹴されておりました。

そして話はそれぞれの恋愛話、失恋話に…。すっかり夜も更けて、解散になってあわててタクシーに飛び乗って帰ってきました。家で待つ娘にようちゃん。夫には早く「帰ったよ」メールを入れなきゃと気ばかりが焦って一気に現実に引き戻されたような気分だけれど、若いふたりの初々しさ、すがすがしさがほんとうにうれしかった。そして、そんなふたりを喜んであげられることが自分でもうれしかった。いつまでも心に残る一夜になりそうです。