本日のニュースより

全国的に猛烈な暑さに見舞われた今日、このあたりでは最高気温38.4度を記録したそうである。NHKの全国ニュースで街頭インタビューが流れる。おや、そこはワタクシが昼間まさに働いていたエリアではありませぬか。いつもは昼食の調達で隣のデパ地下やサンドイッチ屋さんに出かけるのだけれど、今日に限って昼食を持参していて、昼間の暑さを体験することができなかった。残念。

某小学校にて、50歳代の女性教諭が約7年間、食べるのが遅い児童に給食を素手で食べさせていた由。すぐに思い出したのは、娘が小学校1-2年の時の担任である。やはり50歳前後の女性であった。なんとも底意地の悪い性格で、彼女から発せられる極上の皮肉に何度暗澹たる思いにさせられたことか。そのひとつひとつは挙げないけれど、一番悲惨だと思ったのは、ある児童が授業中にトイレに行ったのを「トイレは休み時間に済ませておきなさい。我慢できないんならお○んちんの先を洗濯ばさみで止めておきなさい」と注意したらしいことである*1。もともとトイレが長時間我慢できない子で、お母さんも苦労しておられたのだけれど、この発言があった後、おねしょが始まり、家にいても神経質に何度もトイレに通うようになってしまったとのことであった。

今回のような素手で食べさせるという行為が7年間も続けられてきたことは、教室の闇の部分がいかに表に出ないか、ということを物語っていると思う。この手の問題はずいぶん昔から「教室王国」などと揶揄され問題視されているのに、一向に改善の兆しが見えないようである。いつでも見学可能のオープンな学校づくりが押し進められた時期もあったようだが、池田の事件でしりすぼみになってしまったように見える。また近頃では保護者の困ったちゃん振りが取りざたされている*2ようでもある。が、いずれにせよ、人権侵害ぎりぎりの口撃あるいはしつけという名の理不尽な行為があちこちで繰り広げられていることは想像に難くない。そのような失格教師が淘汰される仕組みがきちんとできてほしいと心から思ったことだった。

*1:この教師の立場になって考えれば、授業の統制を乱されて腹が立ったのであろう。

*2:確かに、勘違いしてる親っているんだよなあ。