芸術に時間なんて関係ないのさ

tsun2005-08-04

故宮博物館は改装中で、見ることができるのは収蔵品のほんの一部。1時間足らずで見終わってしまうくらいの少なさだけれど、ここのお宝がすばらしいであろうことはそれでも十分に伝わってきた。うわさに聞く翡翠からつくられた「白菜」*1だとか、「豚の角煮」はすっごく面白かったんだけど、何がすごいって、象牙の細工物。口で説明するのでは全然伝わらないのだけれど、1cm角の透かし彫りのお弁当箱の中におかずとかはいってるの。ちっちゃな船に椅子とテーブルがあって、ヒトが立ってたり。それを虫眼鏡でのぞきこんで、それとわかった時の感動。目の前を悠久の時の流れがざぁーっと横切っていく感じで、ひたすらため息ため息。一通り回って、またあとで見に戻ったくらいすばらしかった。

ここのミュージアムショップで故宮グッズをいろいろと購入。そして、何気なく手に取った絵はがきで、飛び上がりそうになるほどうれしいものを発見!したのである。

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これらの実物を見ることができなかったのは、かえすがえすも残念なんだけど、今回の観覧チケットで2006年の12月31日まで再び無料で参観できる仕組みになっている。その時までに再訪できるかどうかは別として、いつかはきっとホンモノに会いに行きたいと思っている。(2005.7.19に訪問)

*1:よーく見ると緑の部分にあるものがくっついている