うるさい × 2倍

インコの世話は夫の担当である。その夫、昨夜は飲んで帰り、今朝は早くに出かけたので、インコの巣箱をチェックできないでいる。ヒナは2匹とも元気だろうか?3羽目のヒナは誕生しているだろうか?気にはなるが、夫の許可なく勝手に見るのは気が引ける。

鳴き声は元気に聞こえている。今日は鳴き方に強弱がついた。
「ぴぃー、ぴぃー、ぴぃー、ぴぃー、ぴぃー」

これも成長のあかし。心強い。

ところで、セキセイインコの鳴き声は、はっきり言って、うるさい。あの小さな身体でどうしてあんなに大きな声が出せるんだろう。しかも、家族揃って食事している時に限って、一層張り切って鳴き出すのだ。

「ちゅくちゅくちゅく、ずぃーずぃーずぃー」
「ちゅくちゅくちゅく、ずぃーずぃーずぃー」
「ちゅくちゅくちゅく、ずぃーずぃーずぃー」

お互いの話し声がかき消されるほどである。

さて、私たちが恐れていること。それは、この「うるささ」がいずれ2倍になる、ということだ。いまでさえこんなににぎやかなのに、今以上にうるさくなったら、耳の遠い年寄り夫婦のように大きな声で会話することになる。そうなると、ますますうるさい一家になってしまうではないか。はあ(ため息)。

それでも、そうなったときのことを想像しながらニヤニヤしてしまうのだから、「始末におえないや」と自分でも思う。