2003-03-01から1日間の記事一覧

24.「行幸近くなりぬとて」その1

行幸の準備がすすむ邸内「行幸近くなりぬとて、殿のうちをいよいよつくりみがかせたまふ行幸が近くなったというので、廷内をますます手入れされて立派になさる」。行幸・・・つまり、彰子の産んだ赤ちゃんに会いに、パパである一条天皇が道長の家に遊びに来…

恐る恐る、画像を使ってみる

宮崎荘平 『紫式部日記』 講談社学術文庫 上巻 ISBN:4061595539 『源氏物語』の作者、紫式部の綴った宮仕え日記は、平安朝宮廷社会を克明に描写した貴重な風俗資料である。安産を願う加持祈祷、若宮誕生、初孫に目を細める道長。そして、御湯殿の儀式、豪奢…