千と千尋の…』が封切りになった頃、あちこちのサイトでレビューや感想を目にしてしまい、映画を見に行ったのはかなり後だったにもかかわらず、純粋に作品を楽しめなかった経験がある。特に某所で読んでしまった「○○が××だったなんて!」というたった十数文字の感想が与えた影響といったら! ○×の部分はもちろん伏せ字だったけれど。インプットされてしまった情報ってなかなかリセットできないんだなあとつくづく思った。なので『ハウルの動く城』に関しても面白かったのヒトコトにしておこうと思ってます。ただ、鳥のさえずりが、町とお花畑とでは違えてあったんですよ。これだけは書いておきたくて。にっこり!

夫が携帯電話を紛失してしまったらしい。まったく、この人はよく物をなくすヒトで、最大のドジは、海外出張先でクレジットカード入りの財布をなくしたこと。国際電話がかかってきて、カードを止めたりなんだりで大変だったな、あの時は*1。ケイタイをなくしたのもこれが初めてではなく、タクシーの中でなくして八尾のほう(落とし物センターみたいなのがある)まで回収に行ったり、阪急電車でなくして梅田駅に引き取りに行ったり。拾ったヒトから親切に直接連絡をもらったこともある。この時はお互いの勤め先が近かったので直接会って手渡してもらったっけ。そんなふうにしてこれまで無事に手元に戻ってきたのだけれど、今回だけは手を尽くしても「あたり」がないらしいのである。大阪と違って東京では他人の落としたケイタイになんて、注意を払ってもらえないのかもしれない。

そこで「はっ」としたのは、アホなメール夫に送ってなかったかなってこと。あわててチェックしてみると、「了解しました」だけの事務連絡風メールにまじって「顔火」もののメールがいくつか。あーどうしよー。ここはなんとしてでも夫にケイタイを取り返してもらわねばっ!

*1:この事件の後日譚。不思議なことに、その財布がシンガポールから戻ってきたのですよ。日本のJCBに財布が届けられて、電話連絡があったのち、書留で郵送されてきたのです。それはそれでメデタシ・メデタシなんだけど、こんなことで運を使ってしまうなんてつくづく損なヤツだと思ったのでした。