tsun2004-11-17

細胞生物学のバイブルと言われている本『Molecular Biology of the Cell』の日本語版が届いた。厚さが10cmはある*1存在感たっぷりのこの本を部屋の中央のデスクに置いていると、部屋に入ってくるドクターたちが一様にこの本を見つけては「おっ!」と反応していた。ぱらぱらとページをめくり、いろいろなコメントが飛び出す。内科医Aドクター、「学生の頃、英語版で輪読会やってました」、内科Bドクター「この本が棚にあるとサマになるんですよ」、整形外科医C「この図を見て、この本を理解しようとする努力をきっぱりやめました」などなど。「ボスが『皆これでしっかり勉強するように』って言ってましたよ」と言うと、うぎゃーという返事の後、日本語版で助かったーとホッとしていた。

仕事帰りにスーパーへ向かって車を走らせていると、路地から急に自転車の前輪が見えてびっくり。あわててブレーキを踏むと、助手席に置いていたバッグがばさっと床に投げ出されて、その音でまたびくり。向こうも止まったので、ぶつかりそうってほどにもならなかったけど、ほんとどきっとしたー。あとであれっと思ったのは、予想よりもずっと手前で車が停止したこと(それはほとんど急ブレーキを踏んだ位置で止まったといってもいいくらい)で、キュッと小気味よくブレーキが効いたのには感心した。以前某道路の一番右車線でアクセルをぐいと踏んだ時、すぐ後ろの車があっという間に豆粒になってしまったときも”ほぉ”と感心したけれど、やっぱり車は走るよりも止まる方が大事ですから。技術の進歩ってすごいなあ。

*1:11/20追記:計ってみたら6cm弱でした。