経過報告

これまでの経過を書いておく。

7月末。
巣箱のなかのヒナたちは孵化したての頃よりひと回り大きくなった。薄い皮膚の下には白っぽい羽が透けて見える。それが伸びてくると美しい羽になるのだろう。でも何色になるのか、まったく見当がつかない。

8月上旬。
少し「鳥」らしくなってきた。顔の周りや胴体に白い羽がまばらに生えている。均一じゃないので汚らしく見える。まだ巣箱の底にごろごろところがっている。

このあたりで、家族旅行で家をあけることになった。が、水と餌さえあればきーちゃんとあーちゃんに任せておいて大丈夫という確信があった。それほど二人は律儀に親としての役割を果たしていた。

8月8日。
旅行から帰る。鳥かごでは4羽の鳴き声が元気に響いていた。特に巣箱の中の声が大きくなっている。おっかなびっくり巣箱をのぞく。すると、一羽はレモン色に、一羽はグレー(根元のほうはきみどり色)になっていた。その変化にびっくり。感動する。グレーの方は一生懸命自分の足で立とうとしているのだが、レモン色のは足が両側に開いたままで、お腹をぺたんと床につけている。それが少し心配。