行幸の翌日、日が暮れて月が美しい時分に、第28節で出世した人たちが中宮へお礼言上のためにやってくる。やってきたのは、藤原実成と藤原斉信。取り次ぎ役の女房の局に「ここにやこちらですか」と声を掛ける。すぐには応答しない紫式部。なかなかもったいぶ…
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