tsun2005-04-11

上海旅行をきっかけに、中国に在住している人たちのブログをいくつか読むようになったのだけれど、今回の騒ぎでもみなさんなかなかに落ち着いていらっしゃる。さすが日本人!とうれしくなってしまう。その中に、「この騒ぎを忘れた頃にはやれSONY欲しいPanasonic欲しいと言い出すに違いない」というコメントがあったのがとてもおもしろかった。

上海に行った時、案内の中国人ガイドから、日本製品は中国ではとても人気があって、なかでも上海人はSONYが好き、という説明があった。しかもそのガイド、自分はPS2を持ってるし、この間中国人の客を日本に連れて行った時、新宿でPSPを買ったと、とてもうれしそう(ちょっと自慢気)に言っていた。また、蘇州を案内してくれた別のガイド(女性)は、私が持っていたLUMIX FX7を見て、「これ一番新しいのですね!」と話しかけてきたので、よく知っているなあとこちらのほうがびっくりしたこともあった。

外灘へ夜景を見に行った時、ここはたくさんの観光客であふれかえっていたけれど、娘が携帯のカメラで写真を撮っていると、若い人たちが取り囲むようにして娘の携帯をじっと見つめてくるのだ。上海でもかなり手机(中国語で携帯電話)は普及していて、地下鉄の車内で大声で話しているヒトあり、メールを打つヒトありで、それはそれでなかなかに興味深かったのだけれど、カメラ付き携帯は少なかったように思う。そのせいかどうか、またみんな素直というかなんというか、興味津々な態度を隠そうともせず、食い入るように娘の手元をのぞき込んでいたのが、なんとも微笑ましい一コマであった。

そんなことを思い出しつつ、それはそれ、これはこれ、と割り切って考えることはなかなか難しいけれど、せっかく中国を好きになって、また旅をしたいと思っている、その気持ちは持ち続けていたいと思ったことだった。