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というわけで、仕事帰りに本屋に立ち寄ったのですが、第一候補にしていた池宮彰一郎の『平家』は1巻が売り切れ。こういうの、めげるなあ。いきなり挫折した気分。
このお休みにNMAO:国立国際美術館へ行きたいなと思ってます。今やってるのは中国国宝展。これまでフランドル絵画でも狩野派でも、どんな鳥が描かれているかに目が行ってしまったわけですが、この国宝展ではどんな鳥に出会えるかな? ということで、
- 作者: 早坂優子
- 出版社/メーカー: 視覚デザイン研究所
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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代表的なのは「鳳凰」。龍が皇帝を象徴するように、鳳凰は皇后の象徴。識別ポイントは、カギ状のクチバシ、切れ長の目。漢以降は飾冠と尾が強調されるようになり、走っているような姿。明時代は首が異常に長くなり、宋・元には翼を広げて飛ぶ姿、尾が長く描かれるようになる。ふーむ、なるほど。他に鳥では、鶴、孔雀、鶏、鸚鵡、鵲、尾長鳥、鷺、鴛鴦。一番実際に見てみたいのは「金烏(きんう)」という3本足のカラス。中国の古代神話では太陽の中には金烏がいるとされていたらしい。あとは、「迦陵頻伽(かりょうびんが)」*1ですか? 私には妖怪にしか見えないのですが。
*1:仏教の想像上の鳥で、美女の頭を持ち体は鳥の姿