Yがやけにきっぱりとしゃべっているので、何と言っているのかとよく耳をかたむけてみると、
「わかったぁ?」
としゃべっているのである。
思い返してみると、
「お仕事行って来るからね、いい子にしててね。わかったぁ?」
「咬み咬みしたら痛いでしょ。めっだよ。わかったぁ?」
「まんま、ちらかしたらダメでしょ。わかったぁ?」
と、繰り返し言い聞かせてきたのは飼い主だった。その台詞を私の口調そっくりにしゃべるものだから、家族にも大受け、私自身も、テープレコーダのようなそのしゃべりに吹き出すこと数知れず。まったくYには参りました。
そしてこの週末は何度もYに「わかったぁ?」と念を押されたのでした。わかったわかった、だからもう勘弁して〜と言い聞かせても、懐疑派のようちゃんは私のことが信じられないようでした。

でもって、娘がいないので、少し元気がありません。いつもとは様子が違う、ということがわかるのか? いつもはしたいように振る舞うのに、今夜は私の肩に乗ったまま降りようとしません。