tsun2004-12-26

夫と娘が午後の便で上京するので、それまでの時間をどう過ごすか、朝食を食べながらも「どうする?」「どうする?」と言い合う。遠くへでかけるには時間が足りないし、近場で過ごすには時間があまりそうだ。結局近所のユニクロで買い物したり、本屋に寄ったり、そば屋さんでお昼を食べたりした。あとは家に戻って、のんびり。中途半端なりにもしゃべったり食べたり買い物したりして楽しく過ごせた。

ふたりを伊丹に送ってからは、特にすることもなく、気分の向くままクッキーを焼いた。お菓子づくりを再開して3度目の作成。1回目は歯が折れそうなほどに固く、2回目はソフトながらもしっとりと焼き上がって、それはそれで美味しかったのだけれど、今ひとつ理想の焼き上がりではなかったのだ。

お菓子でも料理でも、あるいは勉強、人生、仕事、なんでもあてはまるかもしれないけれど、失敗は成功への近道だと思う。ただ、失敗をどう生かすか、失敗を失敗のまま終わらせないためにはどうするか、ということで、作ったお菓子の記録を残すことにした。玉子、小麦粉、バター、砂糖、たったこれだけの材料から、どれだけの豊かな焼き菓子が生み出されることか…。それだけに、作る過程や道具、素材の選択や配合の微妙な差が出来上がりを大きく作用する。ところが、前回どのようにして作ったか、意外に覚えていないのである。配合はちょっと粉を減らしたんだっけ?? オーブンの温度は180℃? 170℃?、混ぜる時に使ったのは泡立て器? ゴムべら? というように。で、記録をつけることにしたのだけれど、これがとても役に立って、ようやくクッキーのレシピが自分のものになったように思う。たったそれだけのことだけれど、なんだかうれしい。