tsun2004-10-25

通勤路の街路樹が少しずつ、黄色や赤に色づいてきた。車の窓を細く開け、エアコンは付けないで走る。入ってくる空気のなんと気持ちよいこと。

涼しくなると、行きたくなるところ、それは温泉。少し冷えた身体を暖かい湯に沈める時、暖かい湯にぬくぬくと浸ってて頭上を涼しい風が渡っていく時、温まった体を冷たい外気で冷やす時、日本人でよかったと感じるけれど、涼しいからこそ暖かいものが恋しくなるわけで。うーん、温泉行きたいっ!

仕事の終わりがけに、いいがかりとしか思えない問い合わせが事務から来た。私は取り次ぎ役でしかないのだし、と、自分に言い聞かせながらも、なんだか情けなくなってきた。一応当人に問い合わせてみてください、というのが事務側の要望なので、虚しくなりながらも海の向こうのその人にメールを書く。こんなつまらない理由で書類がスムーズに通らないなんて、日本にいて事務処理を代行している私としては、申し訳ない気持ちでいっぱい。所詮事務の担当者は性悪説にたっているんだよな。その立場はわからなくもないけれど、そんなの研究の足を引っ張っているとしか言えないよ…、と愚痴ってみたくなる。

すっかり暗くなったキャンパスを足早に抜けて、帰路を急ぐ。沈みがちな気分で運転していると、追い打ちをかけるかのような渋滞! なんでこんなところで渋滞してるんだよーと、いらいら。あたりが暗いので余計気が急く。しばらくのろのろ走ると、2重衝突の現場が現れた。渋滞の原因がわかったので、半分すっきり、半分こんなところで事故起こすなよと思う。穏やかな生活の中で、こんなふうにいらいらすることはそうはない。けれど今日ばかりは自分とは相容れない考えにやりこめられて、どうにもこうにも気分がおさまらない。まあまあそういう考え方もあるわなあ、くらいにおおらかに受け止められる広い度量が欲しい。まだまだ修業が足らないなあ。なにはともあれ、いつまでもこのできごとに囚われて自分を消耗させるのはあほらしい時間の無駄なので、せめても、このもやもやを精神修養の糧としましょうか。それにしても次元の低い話だなあ。とほほ。