読んだ本

ぶつかり体験記 (角川文庫)昨日から今朝にかけて『ぶつかり体験記 (角川文庫)』。銀色夏生の作品は以前から関心があったけれど、読んだのはこの本が初めて。面白かった。前世療法を受けに行く所では、ちょうどバスで移動中だったんだけど、声を挙げて笑いそうになって手で口を押さえないといけえないくらいだった。表紙では夏生さんが何かにどーんとぶつかっているけれど、本文に添えられたイラストからも微妙な雰囲気がよく伝わってくるのだ。なかなかこの本のような体験はできないけれど、夏生さんがかわりにぶつかってくれて、その経験をかいま見ることができて、この世の中いろんなあるんだなあと思った。未来食サバイバルセミナーの料理は習ってみたい気がした。

のほほん絵日記のほほん絵日記』 この本も今朝読み終わった。さくらももこの作品は8割くらいは読んでいる。なぜだかつい手に取ってしまって、さくさくっと読んで、くすくすと笑う。そして元気になれるのだ。この本は、見開きの右のページにイラスト、左のページに長くても150字ほどの文章。息子さんが登場する作品がとても好き。だてにももこさんの息子やってるわけじゃないなあと思わせてくれる、先の成長が楽しみだ。

ところで、ももこさんがモモイロインコを飼っていることをこの本で知った。その子の名付けかたが我が家とまったく同じだったので笑ってしまった。


うちで飼い始めたモモイロインコは
「モモちゃん」という名前にしたのだが
モモイロインコの90%ぐらいは
モモちゃんという名前になるらしい。
店にいる時からすでにモモちゃんと
呼ばれている子もいるようだ。
モモイロインコだからね…。
のほほん絵日記』p.137より

この文章は「モモイロインコ」を「ヨウム」に、「モモちゃん」を「ヨウちゃん」に置き換えることができる。こういう決め方のヒトって案外多いかもしれない。飼い主の思い入れ感じられる凝った名前もいいけど、こういう単純なのも覚えやすくていいです。