tsun2004-10-19

昨日の締め切りに間に合わなかった某ドクターの科研の申請書、今朝出勤してみたらメールでファイルが届いていた。送信時間は夜中の1時半。がんばったんだなあ。プリントアウトしてこっそり事務に提出にいくと、「いいですよ〜」と気持ちよく受け取ってもらえたので、ホッ。同様に1日遅れのヒトが2,3人提出に来ていた。

この夏より新しく加わったD1のAドクター、ユニークな性格の持ち主で、その言動ひとつひとつに笑わせてもらっている。「初めての場所では初めての銭湯に来たつもりで振る舞え」とボスに仕込まれてきた私たち、あまりにしぶきをじゃぶじゃぶたてながら湯船に入るA先生に、これでええんかいな?と心配になることもしばしば。なんせ、初対面の日にとある事務手続きのお願いをしたら、敬礼つきで「ラジャーです!!!」。元気のよいお返事をしてくれたのである。この後に続く日々で小さな波風がおこらないはずがない。数週間後には研究室のデスク2つ占領し、レイアウトを勝手に変え、自分専用のワールドを作ったのだった。それらの振る舞いがあまりにも悪気なくあっけらかんとしているので、余計始末が悪い。大人の配慮で我慢を重ねてきたD3,D4のドクター達でさえ、誰も注意することができずに今に至るというわけなのである。

そんなAドクターについて、Bドクターと雑談していて、
「結局、ライブドア堀江社長のネクタイと一緒ですよ。」
その心は…、
「すれば何も言われないのに、しないからあれこれ言われる。」

なるほど。仕事本来のことでなく、それ以外の事で波風を立てるものだから、結局は損をしている。みすみす自分の評価を落としているのだ。それも個性と言えなくもないけれど、その世界のしきたりや作法を守ることは大切だなあと思ったことだった。