2003-02-01から1ヶ月間の記事一覧
はてなダイアリーを通じて仲間が増えるといいな、と思っていたので、この機能はうれしい! でも、いまんとこ、おとなりさんがいないよ。さみし。
はてなダイアリーのトップページでは、「最近更新のキーワード」が表示されますよね。私が登録・更新したキーワード、「紫式部」「清少納言」で、自動リンクを止めるための「[]」が表示されてるんですけど、なにかマズイことしたんでせうか? どきどき。
「こまのおもと」の一文といい、このおしっこの件といい、紫式部には計算があったのだろうか? 本当の気持ちに気付いて欲しいというメッセージではあると思う。
「十月十余日までも」の段。何度も孫の顔を見に来る道長。服が孫のおしっこで濡れても「うれしいなあ」と喜ぶ道長。道長も普通の「おじいちゃん」なんだと思わせられる部分。けれど、このはしゃぎぶりは彰子が生んだのが権力を盤石にしてくれる男の子だった…
この段の最後のところ、「こまのおもとといふ人の、恥見はべりし夜なり」が、大問題なのである。萩谷朴は、『紫式部の蛇足 貫之の勇み足』ISBN:4106005840、この「こまのおもと」は清少納言の娘だとしている。だとすると、この一文の意味深なこと・・・。
9日目の御産養は、道長の長男、頼通の主催。お祝いの行事は続く。この時、頼通は17歳。お祝いの品々や作法はずいぶんモダンなものだったらしい。若者の感覚で精一杯がんばったのね。お父ちゃんも息子に「ここはバッチリ決めろよ!」とハッパをかけたに違いな…
8日目から、女房たちは白一色の装束から、各自好みの色の着物に着替える。モノトーンからカラーへの鮮やかな切り替え。
赤ちゃんが誕生して7日目の夜は、朝廷主催の御産養。この段で中宮彰子の美しさが語られる。その言葉は、「常よりもあえかに若くうつくしげなり」。弱々しそうで、若く、愛らしげ、とは、ベタホメである。私も言われてみたい。「若い」は無理にしても。さらに…
本日は、「七日の夜は、おほやけの御産養」から「十月十余日までも」まで
上に書いた「日記・随筆」の「日記」は、「日記文学」という意味での「日記」。ああ、これもキーワード、たてなきゃ。でも今夜はその元気なし。
日本古典は、いずれ、時代別あるいはジャンル別(古今集、物語、日記・随筆・・・etc.)に分化していくんだろうな。
よくわからないまま、「紫式部」と「紫式部日記」でキーワードを立ててみた。だって、今んとこ、この二つはとても大切だからね。そしたら、いつの間にか「日本古典」と「古典作家」「平安時代の作家」という親キーワードができてた。ふう、助かった。
男子誕生に誇らしげな道長家の面々。紫式部は「色ふしに立ち顔」、「および顔」、「時にあひ顔」と書き分ける。すごい。
誕生5日目の御産養は道長主催で、たいそう盛大だったらしい。6日目の夜は庭の遣水で舟遊びですよ、奥様! 翌日は朝廷主催の御産養が控えているから、つかのまの息抜きとはいえ、なんと豪勢なことだろう。道長の満足しきった表情が目に浮かぶようだ。
誕生の当日。漢籍を読み上げるのと弓の弦を鳴らすの。愛子さまの時もあったらしい。ニュースで報じられたらしいけど、私自身は見落としてしまった。
彰子の赤ちゃんが生まれたのは、お昼頃。この日は朝からよい天気だったらしい。でもこれは、なんと喜ばしい表現であろうか!
果たして、中宮彰子は無事出産するのか!? どきどきしつつ読む。ところが、物怪の話ばかりで一向に生まれる様子がない。おかしいなあ、と思い現代語訳とつき合わせてみると、無事出産したという部分をそれと気付かずにいたのであった。原文は、「たひらかに…
本日は、「御いただきの御髪おろしたてまつり」から「またの夜、月いとおもしろく」まで
方針がかたまらないまま、見切り発車。あとは走りながら考えることにします。
土御門邸の様子から書き出し。徐々に中宮彰子の出産が近づく。部屋のしつらえが出産用の白一色に替わる。はっとする情景だ。都中の僧や陰陽師が集められ、あらんかぎりの祈祷の声。道長があれこれ指示を飛ばす声が響き渡る。藤原家の命運をかけた出産。陣頭…
『紫式部日記』を読むことにした。本は、ISBN:4061595539。こちらは上巻。読み方は、 まず、<原文>。意味がわからずとも。 次に、<現代語訳>。 もう一度、<原文>。このとき、わからなかった語句を<語釈>にて確認。 最後に、<解説>。ここで、しみじ…
夫は時々、寝言を言う。遅くまで本を読んでいたりすると、夫の寝言を耳にすることがある。何を言っているのかはわからない。けれど感じはでているので、テープに録音して本人に聞かせたら、夢の内容と照らし合わせて自分が何を言ったのか思い出せるかもしれ…
結婚して京都に住む兄が別居中だという。その報せは両親が神戸にやってきた日に私にもたらされた。兄は無口で穏和。兄嫁はちゃきちゃきの浪速ッ娘。どこにでもいる似合いの夫婦だ。しかし、別居の報せを聞いた時、私たちは別段驚きはしなかった。そうなって…
お財布の中身がスッカラカンだったのを思い出して、晩ご飯のあと、近所の商店街へ行った。わずかの現金をおろして、パンを買いにスーパーに寄る。夜7時のスーパーは、夕方とは違った表情を見せる。小さな子どもを連れたお母さんは少なく、仕事帰りと思われ…